七五三の着物柄ってどんな意味?子どもの健やかな成長を願う文様たち

七五三の着物柄ってどんな意味?子どもの健やかな成長を願う文様たち
皆さまこんにちは!
『スタジオもなみ』サントムーンオアシス店です☆
2025年に創業113年を迎えます、『京都もなみ』が運営するフォトスタジオです。
七五三の着物を選ぶとき、「この柄、かわいいな」と見た目の印象で選ばれることも多いですが
実はそれぞれの文様に、古くから受け継がれてきた意味が込められていることをご存じでしょうか?
この記事では、七五三の着物に多く見られる代表的な柄の意味や
女の子・男の子で選ばれる傾向などを、着物専門店の視点からわかりやすくご紹介します。
着物選びに「意味」を知る視点を加えると、お子さまへの願いがいっそう深まりますよ。
目次
七五三の着物には、意味のある柄がたくさん
着物の柄は、単なる模様ではありません。
日本では昔から「文様(もんよう)」に、願いや祈りを託してきました。
七五三は、子どもの無事な成長を祝い、これからの健やかな日々を願う行事。
そのため、着物の柄にも「長寿」「繁栄」「幸福」など、縁起の良い意味をもつ文様が使われます。
可愛らしい見た目の奥にある、日本文化の奥深さを感じていただけたらと思います。

代表的な七五三の柄とその意味
着物に使われる文様は非常に多くありますが、七五三に選ばれることの多い柄とその意味をご紹介します。
鶴・亀(つる・かめ)
どちらも長寿を象徴する吉祥文様。
「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、健康と長生きを願う思いが込められています。
特に鶴は、優雅で華やかな雰囲気もあるため、女の子の着物にもよく使われます。

松竹梅(しょうちくばい)
寒さに強い松、まっすぐ伸びる竹、冬に花咲く梅は、いずれも生命力の象徴。
「どんな環境でも健やかに育ってほしい」という願いが込められています。
色や構図に格調高さがあり、性別を問わず人気の柄です。

扇・蝶(おうぎ・ちょう)
扇は「末広がり」として繁栄を表す縁起物。
蝶は、成長と変化を意味し、「美しく羽ばたくように」という願いが込められます。
華やかで愛らしい雰囲気があり、女の子に多く選ばれます。

御所車・花車(ごしょぐるま・はなぐるま)
貴族が使った御所車に、四季の花々をあしらったデザイン。
上品で格のある文様で、「華やかに、品よく育ちますように」という思いが表れています。
古典柄の王道として、七歳の女の子に人気です。

束ね熨斗(たばねのし)
ご祝儀などに使われる「のし」を束ねた文様で、「多くのご縁や幸せが訪れますように」との意味があります。
明るく縁起の良いイメージがあり、祝いの席にぴったりの柄です。

女の子と男の子で選ばれる柄の傾向
柄の意味は共通でも、女の子・男の子で選ばれる柄の傾向には違いがあります。
女の子の着物には
・桜、菊、牡丹などの花柄
・蝶、扇、御所車といった優雅な古典文様
・洋風のデザインを取り入れたモダン柄
など、華やかで可憐な印象の柄が多く選ばれます。

男の子の着物には
・兜や鷹、龍など勇ましさを表す柄
・松、竹、波などの力強い自然文様
・熨斗目柄などのシンプルで格調高い意匠
など、凛々しさや強さを感じさせる柄が多く見られます。

柄で選ぶ着物|お子さまへの願いを込めて
「柄には意味がある」と知ると、着物選びがもっと楽しく、心のこもったものになります。
・健康に育ってほしい
・自分らしく羽ばたいてほしい
・まわりと良いご縁を結んでほしい
そんな願いを、着物の柄を通じてお子さまに伝えることができるのです。
「この柄を選んだのはね…」と、将来話してあげられることも素敵な思い出になります。

スタジオもなみなら、柄の意味もご案内します
スタジオもなみでは、呉服屋としての知識を活かし、着物選びから撮影までを丁寧にサポートしています。
「この柄、どんな意味があるんですか?」というご相談にも、専門スタッフがお応えしますので
ご家族の想いにぴったりの一着を選ぶお手伝いができます。
写真に写るのは、ただの着物ではなく
お子さまの幸せを願う“メッセージの込められた一着”かもしれません。

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